2013年09月24日

クロちゃんは良い子だね

皆さんこんにちは手(チョキ)


今回は、実家にいる我が家のクロのお話し犬家晴れ

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久々の登場のクロちゃんるんるん




先日の早朝、横浜の実家の母から連絡があり…


私「あ〜、何だろう。クロに何かあったのかな。」

と嫌な予感を感じながらも電話に出ると…



母「クロが動けなくなって、オヤツとかご飯も食べ

ないし…どうしよう!?動かないから散歩にも連れて

行けない。どうにか引っ張って玄関まで連れて行っ

たけど、動かないもんだからどうしたら良い…??」

と不安な様子を隠しきれない状態で連絡がありまし

た。



私「朝の送迎が全部終わったら一度顔を出すよ」と

伝え、動けなくなったクロの下に漏らしても汚れな

いようにペットシーツを敷いてあげるように伝えて

電話を切りました。




もう高齢だから顔を出す前に死んじゃうかな、と嫌

な想像ばかりが頭に浮かびます。




送迎を終わらせ実家に着き玄関を開けると、玄関タ

イルの上で力無く横たわっているクロがいました。




呼吸を感じ、「良かった生きてた。」と思いながら

も「あ〜、マズイなぁ。」と貧血で真っ白になって

ることに気付く。




一声、二声名前を呼ぶとやっとワタシに気付き、む

くっと立ち上がり、一歩踏み出したところで腰から崩

れ落ち、仰向けにひっくり返り頭を強く玄関ドアに

ぶつけ眼振させ意識が遠退いてしまいました。




直ぐに抱きかかえ「クロっ!クロっ!!」と何度も名

前を呼び続けました。




しばらくすると意識も戻り一安心。


冷静になると身体が冷たいことと腹水が溜まっている

こと、口の中が真っ白になっていて確実に貧血になっ

ていることが分かりました。

だから歩くことも、食べることも、水を飲むことも、

寝返りをうつことも出来ません。

貧血で薄っすらとした意識の中で、ぼーっと寝ている

状態…。





あ〜あ、ついにクロにもこんな時が来ちゃったか…

と。

今まで自分が関わってきた犬の死の瞬間を思い出す。





訓練士を十年以上もやっていれば犬の生き死にを沢山

見てきましたし、クロにも寿命があって死ぬことは絶

対であって、頭では理解していても現実に目の前で起

きている状態が悲しくて可哀想で…





心配する母へ仕事の合間に獣医科の先生に診てもらう

ことを伝え、少しでも安心してもらおうと思いました。





獣医科に着きエコーでお腹を診てもらうと、推測では

どこかの内臓に腫瘍あり、そこからの出血で腹水が

溜まり、貧血が起きているのかもしれない。と言う診

断でした。

クロの場合、胃捻転の手術の時に脾臓を取っているので、

脾臓が無ければ肝臓に腫瘍が出来ている可能性が高い。

ただ肝臓に腫瘍があっても手術は難しいかもしれない。

との事でした。

要するに手の施しようが無い。





私は今までの経験で高齢の子は、治る可能性が高い

ならば手術はするけど、そうでなければ手術はしな

い。と考えています。

だからクロは開腹はせず、痛みが無いのならこのま

ま貧血で少しずつ遠退く意識のまま楽に死なせてあ

げたいと願いました。

このまま何も食べなければ五日くらいかな…と、勝

手にクロが死ぬことばかりが頭に浮かびます。





獣医科の先生にお礼を言い、実家に戻る車中でたく

さんの事を思い出し、クロのことを思いいっぱい泣

きました。


犬の死に立ち会うとき思い出すのは、「訓練士は犬

が死ぬ時泣いてはいけない。今までありがとう、

お疲れさま。」と送り出してあげなさい。と言う訓

練所の所長の言葉です。

今回もそれが守れるか分かりませんが、やはりまだ

難しいかもしれません。



色々なことを思い出します。

この仕事をする前に建築の仕事をしていて、給料日

の日にふらっと入ったペットショップで家族に相談も

せず衝動的にクロを買って家族をビックリさせたこ

と。


家に迎え入れたけど風邪をひいていて中々治らなか

ったよね。

あの時は、初めての経験だから心配したな。


ラブの食欲がこんなに凄いのかって、びっくりもし

たよ。


部屋中の家具や電化製品、リモコンなどをかじって

壊してしまったこともあるね。



犬や人、自転車やクルマに乗ってる人、誰にでもシ

ッポを振って飛び掛かって行ってしまうこと。

お散歩に行ってリードを外したら捕まらなくて大変

な思いをしたこと。



小さい頃はたくさんイタズラもしましたが、今とな

っちゃ笑い話です。



なんといってもクロと出会えたからこの職業を知り、

訓練士になり独立してスクールをもてたこと。

感謝してる。



クロがいつ死ぬか分かっていれば、好きなものを

たくさん食べさせてあげたのに。



果物が好きだったね。

リンゴをむいていると、いつもヨダレを垂らしていたね。



元気なうちにリンゴを食べさせてあげたかったよ。

好きなものを食べて喜ぶ姿を見たかったな。




分かっていれば少し前にシャンプーをしてキレイ

にしてあげたのに。




遊びや旅行にもっと連れて行ってあげたかった。


まだまだしてあげたいことがたくさんあるのに…





実家に戻りクロを横にして、やはり色々と思い出

していました。


夕方頃になると少し目つきがしっかりしてきたよ

うな気が…

でも相変わらず動けないし、オシッコもしていない。

ゴハンも食べれない。





夜になり実家に寄ってみるとクロが私の顔を見てシ

ッポを振っています。

少しずつ元気が出てきている。

もう最後だから何でも良いから口にしてほしい

と思いチーズやカマボコ、ヨーグルトをあげたら少

し食べてくれた。



ひょっとしたら腫瘍の出血が止まり、貧血が良くな

ってきているのかもしれない。

明日少し良くなっているかも…


そう思って私は座間の家に戻りました。





翌日



早朝、実家に連絡すると「クロはまだ生きてるよ。

動けないけどシッポ振ってる。水を飲んだ。」と

少しずつ貧血が良くなっている様子を感じ取りま

した。





仕事の合間に実家に行くと、クロが立ち上がって

歩いてきました。

水も飲むしチーズやマドレーヌ、普段は食べない

けど少しでもカロリーの高いものを食べさせてあ

げました。




いつものがっついている感じではないけど、食欲

が出てきて少し安心。




やっと立って力無くフラフラと歩いている今のう

ちに、ずっと漏らさず我慢している排泄をさせよ

うとお外に出ました。


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よっぽど我慢していたようで直ぐにしてくれまし

た。


「良い子だね。でもこういう時は漏らした方が

楽なんだよ。」





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水も飲んでくれました。





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少し歩いただけだけど疲れちゃった??

まだ本調子じゃ無いもんね。





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「ゴハン食べる??」と言うと立ち上がり、シッ

ポをふっています。

少し食欲も出てきたのかな!?





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全部は食べなかったけど、ほぼ完食したね。





クロちゃん、まだ生きたいんだね。

えらい、えらい。



今まで何とも思ってなかったお散歩やゴハンや水を

飲ませること。


他のこともそうだけどクロを初めて飼って最初は楽

しくて感動の連続だったけど、それが毎日行われる

と当たり前になり何とも思わなかった。




今日はクロとお散歩に出れたことが嬉しかったし、

ゴハンを食べてくれてとても安心した。




今は少し体温も戻り貧血も少し良くなりました。


相変わらず腹水が溜まりお腹がタプタプしていま

すが、自分で立ち上がりフラフラと動くことも出来るま

でになりました。





クロが必死に生きようとしている姿を見て残り

少ない命だけど、今まで以上にクロとの一日一日を

大事に過ごそうと思いました。




これで幾らか覚悟も出来るし、してあげたいことも

幾らか出来るかも。



クロちゃんは、飼い主思いの良い子だね。

良い子、良い子。


posted by 磯山ドッグスクール at 03:55| Comment(4) | 愛犬クロとアーク
この記事へのコメント
クロちゃん、頑張ってますね。
NEROくんに似ているので、なんとも言葉が見つかりません。
ラブは忍耐強く、最期まで自力で排泄しようとするし頑張り屋さんだから。
NEROも前日まで食べて飲んで、立てない体で外に行き排泄していました。
歩けなくなっていく姿を見るのはとっても辛いですが、最良の友達であり家族ですね!
どうか家族に囲まれて幸せな時間を過ごし、痛くありませんように。
Posted by ルーチェママ at 2013年09月24日 07:00
ルーチェママこんにちは♪

そうなんですよね。
もうこんな時なんだからワガママをしても良いのに、いつもと変わらず愛嬌を振りまいています。
じぶんの仕事だと思っているのかな!?
クロちゃんは、最後まで飼い主に気を使うことが出来る良い子です。
いじらしくて堪りません…
Posted by 磯山ドッグスクール at 2013年09月24日 23:58
こんにちは。
昨日、アンジーの訓練後に久しぶりにお会いでき、お話ができて良かったです。
ルーナの癌が見つかってからブログからもなぜか遠ざかってしまっておりました。久しぶりに読み進んでみて9/24のクロちゃんのお話にたどり着きました。昨日伺ったお話が詳しく書いてあり、涙が止まりませんでした。獣医さんから伝えられる現実から目を背けていたわけでもないのですが、この先どうなっていくか想像もできず、何をしてあげたらいいのか、どう構えていたらいいのか、不安でした。
いつまでっていう期間が決められていないからこそ、いつか来る別れの時まで、精一杯愛してあげたいと思っております。
Posted by ルーナ&まめのママ at 2013年11月21日 10:49
ルーナ&まめのママこんにちは♪

いつも元気だった自分の家の子が具合が悪くなり、死を意識しなくてはならないのってホント辛いですよね…
ワタシは自分の飼い犬こそ少ないですが、訓練所やお客様のワンコたちの生き死にに沢山立ち会って来ました。
「生き物が産まれ、死ぬことは絶対である。」と頭では分かっていても中々受け入れたくない現実。
今、どうしたら良いかな??とワタシは、沢山考えました。
月並みですが、やはり今までどおりの当たり前の生活を与え続けることが一番良いと思いあたりました。
ただこれからは、少しだけワガママも許しちゃうかなぁとも思いましたが、今まで良い子で生活をしていた子なので今までどおり良い子…
まぁ、なんともいじらしい我が子です。

あまり落ち込まず、精一杯愛してあげて下さい。
もちろん少しくらい良いと思います…。
ただ、お母さんが元気が無いと子供たち(ルーナとまめ)は不安になってしまいます。
ルーナとまめを照らし続ける太陽になり、愛情を与え続けて下さい。
Posted by 磯山ドッグスクール at 2013年11月22日 06:48
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